コラム

年収が同じなのに貯金が1,000万ある人と0円の人のちがい

日本人のお金と貯金についてのアンケート

はじめに今回のテーマである貯金に関する3つの調査データをご覧いた上で、お話を進めていきます。

① お金に関する日本人の特徴

・株式等の投資をほとんど行わない
・金利などの金融に関する知識を持っていない
・自分が払っている税金について全く理解していない
・目的なく貯金をしている
・クレジットカードの利用を怖がっている
・とにかく借金=悪だと思っている

※出典=データコム・お金に対する意識・行動調査

② 年代別平均貯蓄金額

29歳以下 154万8,000円
30~39歳 404万1,000円
40~49歳 652万7,000円
50~59歳 1,051万2,000円
60~69歳 1,339万4,000円
70歳以上 1,263万5,000円

※出典=厚生労働省・国民生活基礎調査

③ 預金が100万円以下の人の割合

0万円(貯蓄が全く無い)=23.1%
1万円~50万円以下=24.6%
100万円以下までの合計=60.5%

※出典=三井住友フィナンシャルグループ・30代−40代の『無貯金率』

調査データから見えてくること

①のデータなどから他の先進国に比べて日本人はお金に対するリテラシーが低い(知識を持っていない)と言われています。この種の話が出ると『証券会社や銀行の回し者』『妙な金融商品を買わせようとしている』などと言う人が必ず出てきます。

何故かと言うと、ほとんど金利がつかないのだから銀行に預金してないで株や金融商品、土地などに投資しませんかという営業・勧誘に使われる言葉だからです。

ですが、②と③のデータを見ると分かる様に、日本人はそんなに貯金が有りません。大企業の従業員や公務員、中小企業経営者などの一部の例外を除けば、いわゆるまとまった金額と言われる1,000万円以上貯蓄がある人はデータ上ほとんどが50代以上であり実際には60歳を超えたリタイア後の世代に偏っています。

まとめると、日本人は貯金好きで投資が嫌いなのではなくて、収入が少ないので貯金も投資する資金もない、のです。

ですが、いわゆる大企業に勤めていなくても、医者や弁護士や起業家じゃなくても30代で1,000万単位のお金を持っている人は結構います。そしてその人達は特別なことをしてませんし、前述のように給与が高いわけでもありません。

ではどうするのか?

企業の場合は利益を出そうと思えば『売上を上げる』か『経費を削減する』のどちらかを行いますが後者のほうが比較的簡単です。これは私も同じで収入(給料)を増やすか普段の支出を減らすかどちらが楽かと聞かれれば、自分でコントロールできるので支出削減となります。

ここからはその支出削減の実践例として、生活スタイルを変えるだけで楽に貯金ができる方法をご提案していきます。

3年で1,000万円貯金したいならやってはいけない『5つのこと』

① 流行を絶対に追いかけない

洋服や食事などの生活スタイルに流行を取り入れることは、支出が増えるだけで無駄の極致です。他人はあなたの事をそんなに気にしてません。大人なのですから自分流で行きましょう。

② カフェのコーヒーは絶対に飲まない

外出先で必ずカフェ寄ることが癖になってる場合は今日から止めましょう。どうしてもコーヒーが飲みたいなら家で飲めばいいし、作ってマイボトルに入れれば出先でもOKです。

③ 節約料理には絶対手を出さない

美味しいのであればまだいいのですが、節約のために時間をかけてまずかったら誰も幸せになりません。いまはレトルトでもコンビニ惣菜でも安くて美味しく栄養管理できてる優れものが沢山ありますよ。

④  旅行や外食に行くことを絶対に我慢しない

楽しみがあれば、他のことを我慢も頑張ることも出来ます。ダイエットでも週に一度はチートデイ(何食べてもOKな日)があったほうが成功します。さらに旅行のための貯金は正解でもその逆は人生損します。

⑤ 夜更かしは絶対にしない

寝るのが遅くなるとお酒を長時間飲んだり、スマホをみて色々なCMを観せられて物欲が増したりと良いことはありません。早寝早起きは健康に良いですし、正しい生活習慣を確立する絶好のスタイルです。

まとめ

人間にはとても素晴らしい能力があって、衣食住などを中心にした生活環境の変化にびっくりするくらい順応できてしまいます。ダイエットでも自己研鑽のための勉強でも2週間も続ければ生活習慣として取り込んで苦ではなくなります。

ここで上げた5つの習慣を変えるだけでも楽に5万円程度は手元に残りますし、ケータイを格安に変えたり買い物をカード払いにするだけでも1万円以上は変わってきます。

まずは、基本の生活習慣を5つのルールに合わせて修正して下さい。その後、細かい支出をあらためて確認して下さい。きっとかなりのムダが見つかります。

あなたにはチャンスしかありませんよ。

今日も拙い文章を読んで頂き、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。