コラム

足し算よりも引き算が得意な人の方が上手にお金が貯まる理由

今回は貯金が得意な人とそうでない人についてのお話です。

いきなりですが、貯金が苦手な人でどんな人だと思いますか?

趣味が多い人
タバコを吸う人
お酒をよく飲む人
洋服が好きな人
旅行が好きな人
ギャンブルが好きな人
とにかく浪費癖がある人

色々と人物像が思い浮かびますよね。もちろん過度にお金を使いがちな人は貯金に向いていないかもしれませんが、収入に見合うのであれば問題ないという見方もできます。ギャンブル好きだとちょっと難しいかもしれませんが。

ここで、もう少しその人が持つ『資質』というところに着目しいてみますと、貯金が上手くできない人の中に『引き算が苦手な人』が多いという傾向があります。これは算数の引き算が苦手という以外に、お金に関する考え方の麺で引き算が苦手と言えるかもしれません。

これは、収入から生活費を取り出し(引き算する)残りを貯金にするということが苦手である、ということなんです。私たちは人間は、元来もらったものはすべて残さず使う習性がありますので『余ったら貯金しよう』という考えだと、お金が残りづらいんです。逆に、仮に給料が減給されてしまっても1万2万の減給なら大きな違和感なく生活が成り立つのです。

この意味でいうと上手に貯金をするコツは『貯金する金額をあらかじめ引き算しておいて元からないものにする』ことだと言えるのです。つまりお金を貯めるコツは『まずは貯金額を決めて、節約する』こととなります。

もの凄く当たり前のように聞こえるかも知れませんが、実際にはそうではありません。子供の頃持っていた貯金箱を思い出して下さい。または昔流行った500円玉貯金でも同じです。どちらも『あまったお金をそこにいれて貯金にする』という考え方であり、それが通常だと思っているのが人間なんです。なので、この考え方をまず払拭して『最初から引き算しておくこと』こそが上手くお金を貯めるワザなんです。

お金を貯めるには、まず目標金額を決めないと達成は難しいです

1年で○万円貯める…など大まかなもので結構です。そこから毎月いくら貯金するかを計算し、それを収入から引いて、生活費を考えるという逆転の発想をして下さい。貯金額を引いてしまうと生活できない家といえば、決してそんな事はありません。普段節約をしているつもりでも『お金がある』ので必ず無駄遣いをしています。特に節約しやすいのが、食費や生活費。食べたり使ったりして消えるものには、必ず無駄があります。貯金額を決めて引いてから生活することでおのずと無駄が見えてくることもあります。

もっとも自由になるのは『食費』です

多くの人にとって成功しやすい貯金術の1つが食費の節約です。初めに食費を決めてしまい、その中で済むようにしましょう。目安は1人月1万円以下(幼児は6,000円以下)で計算しましょう。例えば、夫婦+幼児2人の家庭だと、3万円以下で生活できれば合格点です。

とはいえ、家族の健康を維持するのに栄養バランスが取れた食事を心がけたいものですよね。ポイントは『栄養価が高いけど安い食材』を選択することなのです。例えばハンバーグ。お肉たっぷりで作ると高脂肪になりがちですが、お肉におからや豆腐を混ぜることによりヘルシーにしながら節約もできます。

こういった、食材の変換に加え、旬の食材を選ぶことも節約のコツ。旬の食材は、普段より安くなっています。季節の食材を使って、ヘルシーで安いおかずを作るテクニックを身に付けましょう。これだけで、目安として夫婦2人暮らしで月1万以上、子供と家族4人で月2万以上の削減が可能です。

いかがでしょうか?具体的な方法論ついては食費の話だけをしましたが、基本的にあらかじめ決められた生活費で生活する、ということに変わりはありませんので、光熱費や衣類なども制約がある中でどうするか考えることはできましす、ググればいろいろな人がワザを教えてくれます。

まずは、引き算を上手に使うこと、これを念頭に置いて貯金に取り組んでみましょう。

今日もお付きあいありがとうございました。

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