コラム

副業で失敗したくないなら絶対知っておくべき4つの鉄則

つい先日、こんな記事が出ておりまして、賛否両論が飛び交いネットでは結構な盛り上がりを見せていました。

電通、社員230人を個人事業主に 新規事業創出ねらう

電通は一部の正社員を業務委託契約に切り替え、「個人事業主」として働いてもらう制度を始める。まずは2021年1月から全体の3%に相当する約230人を切り替える。電通では副業を禁止しているが、新制度の適用を受けると兼業や起業が可能になる。他社での仕事を通じて得られたアイデアなどを新規事業の創出に生かしてもらう考えだ。

日経 2020年11月11日

多くの会社で副業が解禁されはじめていますが、よくも悪くも超有名企業である電通なのでインパクトがありますよね。

ただ、『新設する子会社と期間10年で契約。電通時代の給与を基にした固定報酬のほか、実際の業務で発生した利益に応じてインセンティブも支払われる。』などと書かれていたので、社会保険料を削減するためのリストラ隠しだと批判の声も上がりました。

真相はともかく実質崩壊しかけていた日本特有の『終身雇用』に止めを刺したという面では時代を象徴する出来事です。

あくまで副業なのか本業にしたいのか

この様な雇用環境の中で、本業以外に仕事をしたいと思う理由は色々あるかと思います。お小遣いが欲しい、ローンの支払いの足しにしたい、今の仕事だけだと正直生活が苦しい、将来が不安で別の仕事に挑戦をしてみたい、などなど。

副業というと片手間でできそうなイメージがありますが、どんなものでも簡単ではないことは初めに理解しておくべきです。しばらくやってみて軌道に乗ったら今の仕事をやめて本業として取り組もう、程度の感覚だときっと稼ぐ前に挫折する可能性が高いと思います。

副業で失敗しないための第一歩は目標金額と期限をしっかり決めておくことが重要となります。

6ヶ月以内に月間で5万円以上売り上げること、などを明確にして結果が出なければ撤退する、と決めておくのが得策です。
もちろん、選ぶ仕事によっては1ヶ月で結果が出るものもあれば最低でも6ヶ月以上かかるビジネスもあります。そこを見極めて目標設定を行い必死に取り組んで、残念ながら売上が上がらなければそこで一旦止めておき、次に行きましょう。

そして、目標を一度でも達成できたらその時に、ゆくゆくはそれを本業にしていくのか、副業で続けていくのが良いのか判断すれば良いと思います。片手間で取り組まず、まずは本業と同レベルでに取り組むようにして下さい。

副業で失敗しないための4ヶ条

いざ、覚悟を決めて副業を始めることにしたあなたに、今一度知っておいて欲しいことがあります。ここからは気の持ちようなどではなく具体的な話になるので、もし挑戦しようとしている仕事や実際にやっている副業に当てはまるようなら、スグに見直すことをおすすめします。

① 多額の初期投資がかかるものには手を出さない

先に商品を仕入れる必要がある、有料の研修を受講する必要がある、始めるのに特定の機材が必要、などの理由で初期投資をすることが必須なビジネスは止めておきましょう。目安は10万以上かかるものはNGです。副業のつもりが、あなたがお客さんになってる可能性があったり、さらには撤退できずにダラダラ続ける要因にもなります。

② 何事もスピート勝負、やると決めたら即日始める

初期費用がかからないもので、これだと思ったものがあれば即日初めてください。ビジネスにおいて早くスタートすることはメリット以外有りません。また、なかなか踏み出せない人が90%以上いますのでスタートダッシュで間違いなく差をつけられ成果に近づけます。

③ 一度やり始めたら期限まで絶対に継続して行う

何をやるにしてもスグに売上が上がるものはないと思いましょう。一方で特別な才能が必要な仕事もほとんどありません。②にあるスピードと併せて継続してやり続ける忍耐力があれば、大抵の分野で結果を残すことができます。

④ 人に使われる仕事は選ばない

人間関係に煩わされることはストレスが発生する最大の要因であり、継続を難しくします。副業は自分で仕事を選べるのがメリットでもあるので、上司やオーナーが存在し組織で業務を行わなければならないモノは絶対にやってはいけません。

繰り返しになりますが、副業で稼ぐことは簡単では有りません。ですが上記4つの基本原則を知っていて守ることができれば、成功への可能性は格段に高くなります。

また、新しい挑戦をしてたとえ最初は小さいかもしれませんが結果を出すことができれば、自信がつき今後の人生において確実にプラスになりますので、取り組むで価値のあるものです。

あなたが行う副業という重要な選択について、少しでもお役に立てれば幸いです。

今日も拙い文章を読んで頂き、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。